2017年7月19日水曜日

7/18.Tue色彩心理学療法士研修会の報告



7月18日(火)に行なった色彩心理学療法士会の報告です。
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各参加療法士の木の作品についての自己解析発表と考察を午前中に行いました。各々の作品に木という存在を立たせている要因があり、変化せずに持ちこたえ続けているものや、変わり続けていくものも感じました。自分の描いた木について感じ入り、なんのためにか現れた1つ1つについて、見解に光をあて、共有し、意見を交換しました。
午後前半で『神話イメージでたどる心の発達段階』についての90分講義を高橋佳子先生(色彩心理学博士Ph.D.)にしていただきました。創造神話から英雄神話、変容神話にいたる心の発達の記録である神話イメージをひろいあげ、どれだけ色が彩るイメージがそこに散りばめられていて、連関しているかを知れる時間だったと思います。また自分自身がどのような心の発達段階をむかえてきたのか、またどの段階にあるのか、どういった通過儀礼のようなものが待っているのか、そういったことを思い巡らせる中で療法士としてやるべきことを参加者それぞれに考えるに至ったのではないかと思います。
午後の後半は岸さんの2つの円塗りワークについての考察を聞き、ワークのもつ役割や心構えについて考えました。現場での経験をつみ、発信し続け、活躍する同志が改めてどのような考えのもとに、目的のもとに1つのワークと向き合っているのかを知り得る時間となり、自分に返す時間でした。
最後に「月を描こう」と色彩心理学療法を行い、対話時間をへて各自自己分析の課題を持ち帰りました。

新場での研修会は療法士が現場で立つだけの覚悟と努力を突きつけるものかもしれません。それがしんどい場合は不参加でかまいませんが、人の心によりそったり、人の心のむく方向と同じ方向をむくための仕事は、それだけの修練がいるように思います。私たちひとりひとりの心が決して完全ではないものであり、未熟であるからこそ、心の働きや可能性について常に知る努力を惜しまず、まずは自分自身の心のバランスを自身で曲がりなりにもとってゆける人間であろうと努力したいところです。
途中からでもかまいませんから、現場で活躍の療法士、またこれから活動するだろう療法士、悩んでいる療法士、研鑽したい療法士は、ぜひご参加ください。
お待ちしています。

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次回の8月の研修会は第3火曜日がお盆休みとなっているので、第4火曜日の8月22日(火)に行います。




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