2017年12月31日日曜日

兵庫県神戸市:心理支援

細川さんより兵庫県神戸市東灘区毛利助産所で開催されている心理支援講座の
2017年の報告がありましたので、以下、掲載させていただきます。

===========================================================

東灘区:2017年子育て支援講座の報告 

色彩心理学療法士 細川 知子
===========================================================

 2017年2月より毛利助産所主催の子育ての会「ひなたぼっこ」にて、
色彩心理学療法を生かした子育て支援講座を月1回のペースで続けてきました。
「ひなたぼっこ」は出産を終えたお母さんたちが社会とのつながりを回復していくために開催されている会で、皆さんお子さんとともにそれぞれのペースで参加されています。
お母さんだけでなく、同伴のお子さんたちを見てくれるスタッフの方や、
大学や専門学校から実習に来られている学生さん達も一緒に取り組むこともあり、
12月の講座を終えて延べ50名以上の方々が参加があり、
中には小さなお子さんを連れて何度も足を運んでくださった方も何人もいらっしゃいました。



毎回主にくれよんを使ったワークを用いていますが、思い浮かんだイメージを表現し、
表されたものについて語ります。
周りの方が語っていることにだんだん興味が湧いてきてお互いに質問し合ううちに、
自分では気づいていなかった思わぬことが浮き彫りになってきたりします。
そうやって一人一人が自分自身が歩む物語があることに気付いていきます。
それぞれの物語を大切に共有しながら、なんとか私の今を転がしていける勇気をもらって、またそれぞれの場所に戻って行かれるように見えます。
無心で何かに没頭する時間、たとえそれが短い時間であっても、これほど私の心の栄養になるものはありません。
お子さんをあやしたり、抱っこしたり、時には授乳をしながらくれよんを手に真剣な表情で取り組む姿を見ていると、
誰もが自分自身の物語を探しながら、何かに夢中になれる時間を渇望しているように感じられます。
以下、受講生の方々の感想の一部です。


【 受講生の感想  一部抜粋 】
・無心になって何かをするということが日常にないなとふと思いました。色の持つ感情、つながりを今まで考えたことがなかったです。もっといろんなことを知りたいと思いました。
・久しぶりに心を無にして自分の心と向き合うことができました。ずっとこんな時間を作りたいと思ってたのでうれしかったです。
・色から自分でも思ってなかったような想いとかインスピレーションがわいてとても面白いと思いました。 ・対話の中で絵に対する理解・発見が深まることにおどろきました。自分の中の世界をかいても、実際に言葉で表さないと発見は生まれませんね。面白かったです。
・何気なく描いたものの中に色々な気付きがありました。嫌なものをプラスにとらえられる心理があると気づけて心が楽になりました。
・自分のやりたいことがより分かった気がする。イメージを少しずつできるようになってきたのでゆとりが出てきた気がする。
・他の方のお話をきいて全然違ったので自分は自分でいいんだなあと思えてうれしかったです。悩むのも悪くないなーという感じになり楽になりました。
・色は自分の内面に関わる大事なものなんだと感じました。





2018年も毛利助産所での講座を継続していきます。
年明け第一弾1月9日(火)、10時30分から12時までです。
講座の申し込みは毛利助産所で随時受け付けています。

0 件のコメント:

コメントを投稿